探偵はもう、死んでいる。

かつて名探偵の助手だった俺・君塚君彦は、 ついにシエスタの死の真相を突き止めた。 しかし、 このままエピローグに突入するわけがない。 それぞれの遺志と意志が交錯する時、物語は急転する。

名探偵の死の真相を知らされ、呆然とする俺たちへ、新たな依頼が舞い込んできた――。あの完全無欠のシエスタが犯した過ちを探しながら、俺たちは《名探偵》を継ぐことの真の意味を知っていく。

アリシアを助けるため、君塚とシエスタは 《SPES》のアジト――。

ヘルとの死闘後、シエスタの看病をするため買い出しに出た君塚。そこで出会った記憶喪失の少女は――。

舞台は豪華客船。それぞれが名探偵の遺志を胸に、仇敵・カメレオンとの決戦に挑む――。必死にもがきながら、過去と向き合いながら、仲間とともに未来へ進む第4巻。

原作 二語十による、書き下ろしSS収録!

探偵のいる場所に事件は集まる。シエスタの心臓を移植された夏凪渚と共に新たな事件が始まる――。

原作 二語十による、書き下ろしSS収録！

同級生の夏凪渚に移植された心臓は誰の物なのか、その手がかりはかつての敵、人造人間コウモリが知っている。その答えは、三年前の上空一万メートルの飛行機の中にあった――。

平凡な高校生の俺・君塚君彦は、飛行機の中で出逢った美しい探偵の少女・シエスタの助手となり、やがて死に別れた。これは、それから一年後。ただひとり生き残った俺と、探偵の遺志が紡ぐまだ終わらない物語。